らぶ・れたー 切ない恋の詩(うた) -2ページ目

引き出しの中のラブレター

 『好き』その一言が言えなくて

たったフタ文字のその言葉に
私の気持ちを詰め込みきれなくて
沢山の言葉が溢れてくる

何十枚にも膨れ上がるラブレター
どこが好き・誰が好き・何が好き
取り留めなく続く言葉

『好き』
そのフタ文字だけが
あなたに届けば
ただそれだけが
私の望みなのに

 『好き』
そのフタ文字だけを
あなたに届ける為
何度も書き直して
何度も破っては
それでも辞書の様に膨らんでしまう
このラブレターを
この気持ちを
いまだ出せずにいる

『好き』
そのフタ文字だけが
あなたに届けば
ただそれだけが
私の望みなのに

2004/12/19

夜の闇-はかない夢 の裏側

さぁ、これは、というと、二人への気持ちがこもっています。


詳しくは、「私の宝物」と、「髪に込めた想い」の両方、
およびそれらの裏側を見て頂ければ。


不幸の泥沼に入る原因となったMさん。
そこから救い出してくれたSさん。


どちらへの想いをも断ち切ろうとして、
家に篭って、一人で苦悩している時の物です。


苦悩の中で書いた詩は少ないので、

結構私にとっては貴重な一作かも。


夢に逃げようとする気持ちと、

ダークに沈む気持ちと、二つの気持ちが存在します。


この詩の後、日を重ねる毎に-「私の宝物 の裏側」の様に、
思い出と変わっていきました。


まだ、「髪に込めた想い」の方は傷として残ったままですけど。
少なくとも今は、思い出そうとしない限り、忘れて過ごせています。

夜の闇-はかない夢

 何故そんな事言うの
私はどうすれば良いの
なんて答えれば…

満点の答えを求め
一人寒さに堪えながら
夜空の下さすらう私


何故連絡くれないの
何度もメールしてるのに
何をしているの…

あなたの姿を求め
あてどなくただ一人
夜道をさまよう私

 あなたの心を全て
覗き見る事が出来たら
あなたの心に触れたい

あなたの気持ちを
独占出来れば良い
淋しさ感じずに済むのに

朝日は昇る時刻
長い夢からただ独り
そっと目醒める

あなたを求め二人過ごす
願いが届く事の無い現実に
夢ははかなく消えゆく

 せめて今だけは
夢を追い求めたい
いつか現実の物へと
変わる事を待ち焦がれ

例えはかない夢でも
今はその一瞬が愛おしく
跡絶える事無く続いて欲しい

狂わしい終わりの時刻が
迫ってくるのが判るから
朝日が昇る時刻を恐れ
夜の闇へ身を隠す

2005/1/7

一人じゃない の裏側

さて、「髪に込めた想い」は、
書いたのはこれより後ですが。
実際にその事件が起きたのは
これより2週間ほど前です。

ですから、「髪に込めた想い の裏側」を読んでいただければ、
この頃の精神状態がある程度推測出来るかも知れない。


死にたいと思った日。
頑張ろうと思った日。
ただ、悲しかった日。
少し、気が晴れた日。


毎日精神状態はどんどん変わっていって、
そんな中、多少マシな日に書けた詩です。


この詩の様に思えないと、
とても生きては行けなかった。

今は辛くても、きっと…
きっと、私を判ってくれる人がどこかにいる筈、と。


「幸せになりたい。」

ただ、その願いだけで書いたような詩です。

一人じゃない

 毎日、何もしなくても
私の意思に関わらず
何時もの様に流れて行く

私がいてもいなくても
何の影響も無いかの様に
ただ静かに流れて行く

でもきっと
私は一人じゃない

あなたの事を考える、
私という存在が有る様に

どこかで、誰かが、
私の事を見ていてくれる

2004/12/06

髪に込めた想い の裏側

この詩は…

「現在(いま)を生きよう の裏側」
を読めば、ほぼ判って貰えると思う。


実際、3年間、髪を伸ばしていました。
離婚のショックが…実はね。

もう、自分に自信が持てなくて。


髪を伸ばしてね。

そんな自分でも受け入れてくれる人がいたならば、
その時は、綺麗に髪を切って出直そう。

髪の毛に、そんな想いを込めてました。


でも、大好きになった人から、とても悲しいメールが来て。
立ち直れないんじゃないかというくらい、辛くて。


「もう後悔したくない。」
と、ばっさりと髪の毛を切りました。
その後、暫く、その相手と会わずに済んでてね。ほっとしてた。


久しぶりにあって。
私は、押し黙ってて。
『今日は静かだね。』って。


あのメールで、私がどれだけ傷ついたのか、判ってくれてない。
髪の毛を切った事すら、他の人が指摘するまで気付いてくれなかった。


悲しかった。
とっても。


でも、あの人の、久しぶりに見る笑顔に
あのメールが、まるで無かったかのように振舞われて。


もう後悔しないって決めたのに、
もう諦めるって決めたのに、


それから、その人を相手に2度目の失恋を実感できるまでの間、
大体1ヶ月かな。


凄く辛かった。
死んだ方がマシだと思えた。
ていうか、死にたいと思った。


どうしたら、私の気持ちを本当に理解して貰えるのか。
理解して貰う為なら、命なんて惜しくなかった。
人生、どうでもいいとさえ思えた。


死なずに済んだのは、
「ただずっと二人きりで」で書いた人がいてくれたから。


恋愛でもさ、一杯失恋もしたし切ない思いも感じたし、
一度や二度じゃなく号泣して、離婚まで経験したけど。


正直、今までの人生では、この恋が一番辛かった。


この詩自体は、「私の宝物」でも書いたけど、
会社をやめて-それは同時に、この人とは二度と逢う事が無いだろうと。
今度こそ本当に終わりに出来るな、と。

そんな気持ちで、過去を振り返って書きとめた詩です。

髪に込めた想い

 長く伸びた髪には
沢山の想いがつまっている
淋しさと切なさと甘えと

長く伸びた髪で
私を表現したかった
優しさと誠実さと未熟さと

長く伸びた髪、
外見では無く中身をみて
認めてくれる人を求め続けた

たった一人の誰かに
いつか出会えたその時に
『その人』色に染まりたくて
ただ髪を伸ばし続けた

 長く伸びた髪
切ろうと決めたのは
あなたへの決別の証

長く伸びた髪
あなたへの想いと一緒に
断ち切ろうと思ったの

みんなが後ろ髪を引く
勿体ないよと
考え直したらと
本当にいいのと

すっきりしたいと
ばっさり切るわと
後悔はしないと
そう心に決めたあの日

 三年掛けた想い
あなたは一言で否定した

ただ優しく
ただ明るく
ただ何も無かったかの様に
『今日は静かだね』

長く伸びた髪は
もう戻らないのに

あなたの微笑みは
私の心を引き戻した

短くなった髪
断ち切れ無かった想い
戻らない長い髪
戻された時間

2004/12/21

プラットホーム の裏側

これは異色です。


じつは、この詩。

離婚が決まって、悲しむだけ悲しんで。

放心状態のときに書いた詩です。


目を瞑って-


 自分の気持ちを判ってくれていると信じていた。
 盲目になってた。
 私がもっとしっかりと、相手に愛情表現すべきだった。

そういう状態を表しています。


ホームの端から-


 もう、取り返しがつかない、
 もう、後戻り出来ない、
 電車が来て

-つまり、もう終わりを意味しています。


一見すると、何のことは無い、
ちょっとオドケタ感じの詩ですが。

実は、私の詩の中でも1・2を争う深い意味があるのです。

プラットホーム

 駅のホームを歩いてみる
まっすぐ、ふらふらと。

目をつむって歩いてみる
全然へっちゃら歩いていける

一歩、ニ歩、三歩。
一瞬宙に浮いたと思ったら
ホームの端から落ちていた

2001/09/24
2004/12/05 修正

私の宝物 の裏側

前回と同様、私を失恋から立て直してくれた、
あの人へのメッセージです。


あの人との事は、私にとって、大切な-
とても愛おしい、思い出です。


あなたにとっては友達-
私にとっては-


そう、私にとって、その方との事は大切な宝物。
でも、誤解して欲しく無い事があります。


私は、今もその人を大切に思っています。
でもね。恋じゃなくなりました。


いえ、「恋」を捨てました。


前回も言ったけど、「不倫」は私は嫌い。
でも、その人となら-と思ってしまう。

だから、私はその人と距離を置く事にしました。


実は、会社をやめて、その翌日に書いた詩です。


いつか-
 そう、共通の宝物に-


というのは、相思相愛になりたいという意味ではなく、
いつか私の思いが吹っ切れて、純粋に友達となれたら、と。


今は、その人はとても大切な「友達」です。
それ以上でも、以下でもありません。


だから、もう大丈夫。
逢っても、気持ちが戻ったりしない。
堂々と「友達」といえる心境になりました。


この詩の通りになっています。